刺しゅう糸の扱い方と糸端の始末
糸端の出し方
刺しゅう糸25番は細い糸6本がゆるくより合わされているので、布地や図案・用途によって糸の本数を変えて使います。まずは束になっている糸口から使いやすい長さ(40~50cm)を引き出して切ります。6本の糸を1本ずつ引き抜いてから、使う本数に揃えて針に通します。
糸の通し方
刺しゅう針は針穴が細長いので、糸を針の頭に当てて二つに折って折りぐせをつけ、親指と人さし指で二つに折れた糸をしっかりはさみ、針穴に通して引き出します。
線刺しの始末
玉結びをつくらないときの方法です。裏側に糸端を5?6cm残して刺し始めます。刺し終わりは糸を布の裏側に出し、ステッチの渡り糸に2~3cm通して糸を切ります。
【刺し終わり】
面刺しの始末
玉結びをつくらないときの方法です。刺し埋めてしまう中を2~3針縫ってから刺し始めます。刺し終わりは裏側のステッチの糸をすくって2回ほど返し縫いします。刺し始めの糸も同様にします。
【刺し終わり】
参考図書「こんなとき あんなとき 刺しゅうなんでもQ&A」 日本ヴォーグ社刊