新しい生活様式の中で、必需品となってしまったマスクの存在。 こんなときだからこそ、私たち日本人が昔から育んできた「ありのままを、おおらかに受け入れた中に見つける美」を改めて考え直してみたいもの―――。 小難しく書いてしまいましたが、要するに「どうせならマスクを楽しまなくちゃ!」という思いを込めて、素敵なマスクのキットを作りました。
「久留米絣(くるめがすり)」は、国の重要無形文化財にも指定されている筑後地方の伝統工芸品。かの太宰治も「服装に就いて」の中で、久留米絣の着物への特別な愛着を書いています。程よい通気性と、洗うほどに心地よく馴染む肌触り、それにモダンにデザインされた柄が、文豪の心に響いていたのかもしれません。
よく見ると「花札」柄になっている粋な柄布と、どんな洋服にも合わせやすい紺色の無地をセットにしました。木綿糸の風合いが、無地にもおしゃれな質感を加えてくれます。
子ども用3サイズ(80-90cm、100-120cm、120-130cm)、大人用3サイズ(S・M・L)の合計6サイズから、お好きなサイズを選んで作れます。家族でお揃いにしても楽しい。キットにはマスク2点分(フィルターなしタイプ)の材料が入っています。
『 切り抜いてそのまま使える! 立体マスク型紙 MASK PATTERN BOOK』ご購入はこちら
型紙を写して、縫い代をつけて…というソーイングの「面倒」をなくしました! キットに入っている「立体マスク型紙MASK PATTERNBOOK」の縫い代つき型紙をそのまま切り抜いて使えます。型紙には厚くて丈夫な紙を使用しているので、繰り返しの使用も可能。お手持ちの布でも再利用できます。
肌に直接触れる裏布には、肌あたりが優しいダブルガーゼを使用しています。表布に合わせて、裏布とゴムの色はナチュラルなブラックを選びました。